ベアリング嵌め合い

 開発途中の話が出来ないのが残念だが、競技会参加機の過酷な仕様を考えてプロペラシャフト廻りの嵌め合いを見直した。
従来、常温でベアリングをケースに圧入することで結合し、軸は0.005から0.01ぐらいのクリアランスで挿入されテーパーコレットとドライブワッシャーで位置決めされ、そこにプロペラをつけてナットで固定されていた。
この方法は一般的であり、充分に強度が確保されフライトにも影響のない仕様である。
しかし、競技会参加機の場合、このような仕様では数フライトで異音が出たり、ベルトの歯飛びなどが起き使えない様だ。
対策として、ベアリングは焼き嵌め、プロペラシャフトは冷やし嵌めとした。また、ベアリングケースの軸間を伸ばし両持ちの支点を延ばした。

コメント