タイプFベルトリダクションユニットを構成しているパーツにドライカーボンのプレートを使用している。フロントプレートとミドルプレートそしてマウントベースにそれぞれドライカーボン板材から削りだして使っている。このパーツは軽量化と剛性アップに寄与している。しかしドライカーボンの加工を経験した方は判ると思いますが、刃具の選定に注意が必要の様だ。感覚的には「手ノコ」でカットすることも可能で、また棒ヤスリで削り形状も簡単に出来てしまうので安易に思いがちだが、新品の超硬エンドミルで長さ200ミリも加工すれば刃先が磨耗し、カーボンの織り目がカットされず捲れ上がってしまう。実際МC機などでの加工にはダイヤモンドコーティングの刃具を使います。画像のドリルとエンドミルには、それぞれにダイヤモンドコーティングがされており耐磨耗性をアップしている。しかし、ダイヤモンドコーティングといえども超硬エンドミル3倍から4倍ぐらいの物である。

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