スピンナーパーツ

 スピンナーパーツの依頼があった。
神奈川県のT氏からである。テーパーコレットの角度が不明なので現物合わせで作った。エンジン一式とスピンナー一式をお借りして
まず、見積もりを出しサイズ等合わせ、T氏からの図面で製作した。テーパーコレットの割り方に工夫を凝らした。
通常、縦方向に一箇所割を入れるのだか、この方法だとドライブワッシャーに僅かであるが倒れが出やすく、プロペラが同一面で回らず振動の原因にもなり危険である。
今回の割り方は、前後方向から90度位相を変えて割りを入れた。
この割り方がベストであろうか。

 神奈川県のT氏からコメントをいただいた。
「本日、無事品物を受け取りました。ありがとうございました。
早速、30mmのスピンナーを成形してみました。(写真)
まだ、ラフな成形なのでパンとスピンナーのカーブが少し合ってませんがおいおいやってみます。
 加工は電動ドリルとステンレスはさみ(手バイト)、サンドペーパーでやりました。旋盤が欲しいです。
 ちょっと変なことが分かりました。
Taipanのエンジンのシャフトのナットが加工用のシャフトに入りません。結果として分かったことはエンジンのシャフトは4.75mmしかなく、ナットもそれに合うようになっているようです。ネジのピッチはM5の0.8mmと同じです。
 たぶんコレット取り付け部の外形7mmの内側にねじ込むのにM5ではボス側の肉が少なすぎだったのでしょうね。結果としてシャフトを細くして強度を確保したということでしょうか。フーム…
 なにはともあれ、ありがとうございました。」
後日談ですが、このネジはユニファイネジの3/16-32だったそうです。 

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