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1段ベルトダウンユニットでスワリの良い飛行を楽しむ その2
その3  その4
軽く、精密なマウント

ユニットおよぴマウントを手に取られると、その軽さと精密さに驚かれるとともに、50プロの社長日く「眺めているだけでも楽しい」製品になっていると思いますよ(写真3)。
写真3
写真3/ベルトの張り具合は矢印のような感じ(2.55〜3mm)。

 モーターの選択は50プロのHPに、解説と秋葉洋一郎氏のテストデータが載っていますので、参考にしてください。 50プロではモーター付きのユニットも販売していますので、そちらを購入されるのが簡単でしょう(私はテストデータ収集のためいろいろ載せ替えていますが…)。

 このユニットを搭載する機体は、これまた最新の70クラスのスタント機、カシオペア製の「スタリオン」にしました(写真4)。
写真4
 写真4/最新ユニットを搭載した最新スタント機「スタリオン」が完成した。

  機体データ 全長1520mm
          全幅1500mm
          主翼面積44dm2

この機体はF3A・P-15をターゲットとし、好評であった前作を、仕上げの良さと耐久性向上を目的にブラッシュアップした改良型です。 70クラスのエンジンを載せて300フライト先にも機体が「へタラ」ない丈夫な機体を目指しただけはあり、振動の少ない電動機には各部の強度はオーバークオリティーとさえ感じるほどです。

 また、今回の改良でエンジン用の脚と電動用の脚が設定され、最大18インチのペラを使用できるようになり、さらに電動のメリットを引き出せるようになっています。私は当然電動用をセレクトしましたが、カーボン製の脚は見た目以上にしっかりしていて、着陸ベタの私には強〜い味方になってくれそうです。

 電動用にはアウトランナータイプのモーターと専用マウントが設定されていますが、当然50プロのユニットとマウントを使用しました。

 モーター周りのエ作は基本的にはエンジン機と一緒(何か変?)です。 ユニットをマウントに仮固定し、スピンナーのパックプレートまでの距離を合わせる堅木のスペーサー(ゲタ)を現物合わせで製作して取り付けます。 この際、サイドスラストとスピンナーの中心を合わせるよう慎重に位置決めをしてください。 といっても普通のエンジン機の感覚でできます(やっぱり変?)。

 ただし、このユニットは最新のフローティンクマウント等に対応するため、ユニット取付面がシャフトの軸中心位置と同じものと、2.5mmオフセットされたものがあり、注文時に指定できます。 製品版として当方に来たユニットはオフセット版でしたので、そのぷん逆にオフセットして(何か変ですが)、中心位置を合わせました。 まあ、実際に仮組みすればすぐにわかりますが、注文時に指定してください。

 バッテリーは機首に搭載されますので、取付用のプレートを手持ちのべニヤ板で少し長めに製作し、取り付けます(写真5、6、7)。
写真5
↑写真5/マウントの位置決めは型紙を作って確認すると正確にできる。
写真6/マウントとユニットの搭載が完了。スッキリとして整備性も良さそうである。
写真6 写真7
写真7/胴体内部の電池取付部。といってもベニヤ板1枚を重心位置の調整を考えて少し長めに作るだけ。

テクニカルデータ
●全幅:1500mm
●全長:1520mm
●全備重量:2400〜2700g (4サイクル70クラス)
  2600〜3000g (6セル)
●主翼面積:44dm2
●RC装置:6ch5サーボ
●HP・・・「夢いっぱいカシオペア」で検索

 あとは、普通に配線しておしまいですが、コントローラーは風通しの良い脚取付部に配置しました。

その3へつづく
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