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1段ベルトダウンユニットでスワリの良い飛行を楽しむ その4
 フライト・インプレッション

 さてと、初飛行はクラブのベテラン氏にお願いしました。 あっけなく離陸したスタリノオンは、上空でチョンチョンとトリム合わせをしたら、いきなり本格的なパターンを始めています。

 飛行場の端から端まで使った長さ200mを超えるスーパースローロールや8ポイントロールを気持ちよさそうに決めています。 縦ものの上昇力も十分なようです。 着陸させてベテラン氏が一言「やっぱり最新式のスタント機はええな〜、ほれ飛ばしてみ!」

 次は、いよいよ私のフライトです。 さすがに本格スタント機はまっすぐ飛びます。 打った通りに反応します…ということは…?「これ〜気合いを入れて飛ばさんか〜い!」の励まし?のとおり腕の差もはっきり出ますが、試作ユニットを搭載したステージよりは格段に演技が楽にできます(まあ、以前ご紹介したステージはオーバーパワーのジャジャ馬でしたから…言い訳です)。
写真10
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/「どんな姿勢でもきちんと舵が入ります。(ベテラン氏)』 『どんな姿勢でもきちんと舵が打てるようになりたい(私)』 ナイフエッジも少ない舵角でキレイに決まる。
写真11
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 試作ユニットを搭載したステージは全備重量2.4kgでしたら、同じく5セルで3.0kg弱のスタリオンは非力かな?と心配しましたが、四角宙返りやストールターン時の垂直上昇もフルパワーにする必要もなく(というかフルパワーだと加速してしまう)、余裕のフライトです。 ベテラン氏もパワーはこれで充分とお墨付きです。

 カシオペア製のプロペラは一見某メーカーのコピー(失礼!)かと思いましたが、先端の形状など相当研究された跡が見えますし、飛ばしても特に中速域から最高速までの引きがリニアに変化して、とても飛ばしやすいものです。

 飛行ぶりは、ベルトダウンユニットの特性のとおり、癒しのベルト音と共に独特の張付き感がある飛行特性です。 そして下降時の自然なブレーキ感は一般的なアウトランナーと違い、エンジン機感覚です(やっぱり変?)。

 特にスクエアループの下降時に適度なブレーキがかかり、水平に抜ける際にスティックに反応してスっと前に出る感じは、腕が未熟な私でも楽に演技がまとまります。

 なお、このユニットはモーター側のプーリーを19歯、20歯、21歯と交換することで減速比を調整できますので、ペラや飛行スタイルに合わせたセッティングができますし、モーターやプーリーの交換も簡単にできます。

 実際には、カウルを外して再度取り付ける手間の方がよっぽど時間がかかるくらいで、モーター交換に要する時間はネジを6〜7本ゆるめて締めなおす時間ですので、3分とかかりません。

 さらに今後、F3A・P-15を本格的に攻めた場合のパワーや特性については私の腕では無理なので、モーターの変更や6セル化などの組み合わせでベテラン氏に飛行をお願いし、いずれレポート
させていただきます。

 最新式のユニットを最新式の機体で飛ばす試みは大成功でした。 高性能な機体で練習することは上達への早道だと、この機体で練習を重ねながら実感しています(相変わらずクラブ員からの温かい励ましのヤジが背中に突き刺さってはいますが…)

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