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50プロダクト ごーまるスピンナー
文と写真: 才川知利氏(小諸市) ラジコン技術 2009年9月号に掲載
その2
比較写真
◆一般的な折ペラ用スピンナーに比べると、ご−まるスピンナーは部品点数が大幅に少ない
 30mmスピンナーでは、折ペラの取付部が6mm幅2mmピンと8mm幅3mmピンの両方に対応できるブレードボルトが付属していますので、折ペラの種類こよってスピンナーを買い換える必要がありません。 ブレードボルトは高強度なSUS303を使用し、想定される遠心力にも充分な強度を持っています。

 出力軸に対応するコレットは、真ちゅう製とすることで、高い強度を持ちながら、スピンナー本体とのカジリを抑えることに対応しています。 一般的なアルミ製のコレツトとハブの場合、いったん締め付けますと材料同士が張り付いたようになり、取り外すときにエラく苦労することがありますが、材質を変えることで取付けはシッカリと、取外しは苦労せずに脱着することができるように考慮されています。

 このコレットは30mmスピンナーでは2.3mm/3.Omm/3.17mm/4.Omm/5.Ommが、38mmスピンナーには4.0mm/5.0mm/6.Ommが蓄選択できます。 コレツトのみの購入も可能ですので、モーターを換えたときでも対応できます。

 2万回転超でも振動なし

 私の行ったテストでは、シルキーウインドレーシンクに6×5.5の折ペラを付け、地上で20940rpm、上空では.たぶん23000rpm以上という超高回転で、ペラに金切り音を上げさせながら、時速200キロ程度で飛行を繰り返しましたが、振動はほとんどありませんでした。

 スピンナーにかかる遠心力は、回転数の2乗に比例しますので、一般的な8000rpm時と超高回転の23000rpm時にかかる力の差は、何と8.3倍[(23000÷8000)の2乗]にもなるのです。 クラブ員からは、「折ペラで2万回転回すのはお前だけ!」と言われましたが、世に出すには、想定できる範囲で、できるだけのテストをしています。

 テストの結果から安全に使用できる入力W数の目安として、30mmのものが500W以下、38mmのものが1000W以下でのご使用をお勧めします。 実際はもっと入力が可能な強度を持っていると思われますが、手持ち機材の関係で現在までの確認値です。 特に高回転で使用される場合には、念のため、まずはスピンナーに折りペラを着けないで、短時間まわして振動を確認してください。 ここで振動が出る場合は、99%モーターのシャフトが曲がっているでしょう。 折ペラによっては、最大許容回転数が明示されていますので、それを超えないことも大事です。

 注意点

 折ペラの種類によっては、取付部がスピンナー本体に干渉して、機体に密着するまで後ろに折りたたまれない場合があります。 このような場合は、小きなヤスリで、強度の低下を最小限にするようにギリギリ小さく、折ペラ側の取付部の干渉部を削つてください。

 ブレードの根元が広い折ペラの場合には、スピンナー側のペラが折りたたまれる部分の溝を斜めにヤスリで削ったほうが収まりが良い場合もありますが、せっかくの高バランスを崩きないよう、左右対称に最小限度の加工に留めてください。

 プロペラアダプタも発売

 これまた高精度・高強度な「ご−まるプロペラアダプタ」(対応軸径4/5/6mm用、プロペラシャフトは8mm径)も発売されています。 設計思想はスピンナーと全く同じ。特筆する点は、砲弾型の先端スピンナー兼ナットが用意されていることです。

 最後に、ご一まるプロダクトでは、製品開発のためカスタムワークスと言う部門があります。 これはユーザーから、1個だけでも部品なり製品の製作依頼を請け負う部門です。

 ご−まる製品の多くは、お客様の要望で製品となり商品となっています。 みなさんも「こんな部品が欲しいけど〜売ってないし〜作る方法もないし〜」といったときには、構想だけでも、スケッチだけでも結構ですので、ご相談くださいとのこと。 難しいものほど燃えるマニアック社長が、相談に乗ってくれますよ。

●問合せ
ご一まるプロダクト(担当・よしかわ)
TEL:0268-82-2115(FAX:0268-82-8254)
http://www.50products.com/

その1

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