280モーター用のテスト機には、手持ちの10年ものの、かわいいチェックメイト君に再度活躍を願って、薄いグラス板をハサミでチョキチョキ切って、取付けの棒材を瞬間接着剤で貼り付けて、30分で載せちゃいました(写真7)。 ここで困ったのは、以前のユニットに比べて超計量なこと。 リポ・バッテリーにできるだけ前に載ってもらって重心を合わせました。
最初はギヤ比が2.5:1しかありませんでしたので、どうしても使えるフロペラが限られてしまいます。 また、同ユニットの発展版として、スピード300対応も開発しようということで、2.11:1〜4.09:1の4種類のギヤ・セットを開発してもらいました。
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写真7/280クラス・モーター用ギヤダウン・ユニットを搭載したチェックメイト。
ご存じ古崎仁一氏が設計した知る人ぞ知る名機。 |
300モーター用のテスト機としては、ユニオンのARF PT−19を社長の趣味?で選択しました(写真9、10)。 このPT−19への300ユニットの搭載には、純正のユニットの位置に何も改造せずに、木ネジ4本でポン載せが可能でしたので、かなり幅広い機体に搭載可能だと思います。 ただし、純正ユニットに比較して相当に軽重ですので、メカ類は全員集合で、できるだけ前方に移動しないと重心が合いません。 軽重なのは良いことですが、製作時には、このユニットが軽重であることを頭に入れておいてください。
スピード280と300では、モーター寸法はほぼ同じですが、280はまあ40Wクラス、300では100Wにもなろうかと段違いの性格です。 このため、幅広いギヤ比の設定を行なっております(写真8)。
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写真9/280クラス・モーター用ギヤダウンン・ユニットとPT・19。
写真10/モーターの固定はナイロン・ストラップ!
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データの一例ですが、
●280モーター
ギヤ比……2.11:1
プロペラ……GWS8×6
リポ・バッテリー……700mAh 2セルで地上3.7A
●300モーター
(グラウプナのSPEED300、ユニオンの280系、GWSの350系のモーターに対応)
ギヤ比……4.09:1
プロペラ……ロベ8×5折りペラ
リポ・バッテリー……880mAh 3セルで地上9.5A
ギヤ比……4.09:1
プロペラ……グラウプナ9×5折りぺラ
リポ・バッテリー……910mAh 2セルで地上10.8A
となっています。 「2005秋・電動機の集い」では、280モーターのチェックメイトと300モーターのPT−19で軽快な飛行を見ていただきました。 |