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好評な400クラスのインラインユニット減速軸ギヤが滑ったとの問合わせをいただきました。 これまでのテストでは、コンスタントに150ワット入力し、短時間では220ワットまで入力しても、ギヤが空回りする等の状態は確認されませんでしたが、「ギヤのバックラッシュ等で累積された衝撃が軸との摩擦を減らしているのでは」との見解もあり、新規に空回りし難い減速軸を製作しました。
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以下の写真は、そのテスト結果です。 負荷を掛けたテストで、5,900回転246ワット入力後、樹脂ギヤを始めユニット全体の温度はかなり上がり、素手での接触は難しくなりました。この後何度かテストを繰り返しましたところ、軸の滑りの問題は無いのですが、樹脂ギヤの歯欠けが発生して、テスト終わりとなりました。 |
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185W入力 |
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190W入力 |
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219W入力 |
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226W入力 |
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247W入力 |
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249W入力 |
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さて、今度は回転数を図ってみましょう。
小さなプロペラで、15,600回転 |
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まだまだ、回してみましよう。
16,000回転 |
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そろそろ最後です。 5,900回転で246W入力です。
テスト担当の才川です。
機材はハッカーB40−12S+セイキの15Cタイプリポ3S−4500です。この電池は25A放電時に10V弱出ていますので、グラウプナの電流計*10を概ねのワット数として判断しております。
テストはそれぞれ短時間の数値ですので、連続使用される場合はこの7割程度の入力が適正限界と思われます。
リポ3セルなら連続18A程度でしょうか。
ちなみに出力軸で17,000回転/1分連続すると、プロペラ軸側のギアが溶けます。(まあこんなに回す人はいないと思いますが・・・)
今回の改良型の軸で、滑りの問題はクリアしたと思いますが、あまり過大な入力はご注意ください。 |
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