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F3Aマニア M様と才川様のご返事メール 受注生産ベルトユニット M様のメールその1
「F3Aマニア」M様と才川様のメールを、ほぼ原文のままご紹介します。

M様
小諸市の才川です。
吉川さんから状況を転送していただきました。

以前回答申し上げた数値にほぼなっていますので一安心です。
16×8で1442W
16×10で1552Wですから、ほぼ2馬力=110 クラスですね。

モーター温度的には50度以下にしたいので現在の仕様ですと16×8がお勧めです。
APCのEタイプは回転数に対する推力の立ち上がりが急なので、XOARの16×8か16×10の方が飛ばしやすい気がします。
現在「リトルベランカ」では欠品中ですが、「ワールドモデルス」にあるかもしれません。
「KKホビー」の木製シミタータイプ16×10も面白そうです。
値段がはりますが、「リトルベランカ」にあるメーズリックの16×8(10)カーボンも候補です。

夏場を考えるとモーターの熱容量的には70Aが限界と考えた方が安全です。

モーターマウントBOXは大変丈夫そうですので、側板などは大幅に穴を開けても大丈夫そうです。

冷却には電動カー540クラス用ヒートシンクが使えます。
B50は外径が540モーターと同じですから、これを2つ位ナイロンストラップでしばり付ければ、結構放熱します。
重量は気にするほどではありません。
冷却上からは前面の穴はそのままの方が良い気がしますが、温度データで判断となるでしょうね。

フルハイ手前のリニア感は難しい設定です。
スピコン側をリニアにしてスロットルカーブで調整するしか方法は無さそうです。
スピン99というスタントでは定番スピコンなので、これ以上のスピコンは現在では無理なようです。
ところでB50は2極モーターなので、タイミングは0度にしてください。
タイミングを上げると発熱が急に大きくなる場合があります。

画像から見たところ、結構ベルトが張っているように見えます。
ベルト中央部を指で押して5mm程度の緩みが適正です。
一見こんなにゆるくて大丈夫?位がロスも少なくて好調です。
20フライト程度で初期のびが終了してそれ以降はのびなくなりますので、調整と併せてネジの増し締めをすれば良いと思います。
私は低強度のネジロックを併用しています。
現在サンダーボルトに使っていますベルトは1100Wで100フライトし、その後1400Wで50フライトしても減った様子すら無いので、機体以上の寿命がありそうです。
あと、振動が少ない(ない)ので、サーボが長持ちしますね。

リポの管理ですが、現在MAX15C程度と思われますので特に注意点はありません。
飛ばし終わったらそのまま何もせずに保管でOKです。
充電したけれど飛ばさないで帰る場合は満充電で保管するとリポを痛めますので、30%程度放電させてから保管してください。
充電はバランサーでバランスが取れる範囲なら1Cにこだわらず大きな電流で充電した方がパンチが出ます。

以上勝手にご意見申し上げましたが、その後のフライト状況等がわかりましたら吉川さんまでご連絡いただければ幸いです。

長野県 小諸市 才川知利(弟)


  才川 様
 お世話になります。千葉県のMです。
お陰さまでご指導頂きました電動機の改造が完成して上手く飛びました。
ほぼ目標通りの数値に仕上がりましたのでとても満足しています。
ありがとうございました。
未だ数回のフライトですが、私のこだわりの ゆっくりフライト(スロースタント)
がこの電動機で実現出来そうでこれもうれしく思っているところです。
これからも夢を追いかけて腕に磨きがかけられそうで楽しみです。

また本日は懸念してました件に付いてアドバイス頂きまして大変参考になっています。

@ モーターの温度 ・・・50℃ぐらいが限界の目安ですね
               16*10Eペラでは50℃を越えるようですから

A 電流は ・・・70Aが限界ですね

B 回転数のリニアー感は アンプ側ではリニアー設定になっていますが
  後は送信機のエンコンのカーブと AFRで調整して見ているところです。
  現状は、+カーブの回転数になっているので 4サイクルエンジン機と同じで
  あまり違和感は無いようです。
  もう少しリニアーにしたいところですね。

C タイミングは 0 になっています。(初期設定にて)
   モーターのポール数が解らなかったので ベランカへ問い合わせをしようと
   思っていたところです。・・・アンプへ設定するために

D ベルトのテンションは 2本とも 2mm〜2.5mmにしています。
   確かに5mmでは緩すぎるように思われますが、いかがでしょう
   初期伸びが終わったところで 調整してみます。

E 今はネジロックは未だ使っていません。
   もう少しフライトして見ようと思っています。
   低強度なら後で緩められますね。

F モーター側のベルトがペラ側に寄っています。
   プーリーの平行度が良くないのでしょう。上手く調整が出来ないでいますが、
   今のところ、モータフランジに接触している様子は無いようなのでそのままにしています。

G 木製ペラは未だ手に入らないのでAPCでフライトしていますが、ナイフエッジや
   ローリングサークル、フィギアMの下のローリングループの時、ペラが大きな
   風切り音を発します。
   多分ペラの剛性が無いのでびびっているのだろうと見ていますが、木ペラなら
   この音はなくなるでしょう・・・ね。
   XOARのペラはいつ手に入るか解らないので、他のペラ(シミター)でテストして見たいとも
   考えています。
   ベランカのメーズリックのカーボンペラは 16インチサイズは表示されていませんでした。
   私の好みからは 16*10のペラが良さそうなのですが・・・エンジン機の時も長年10ピッチの
   ペラを使って来たので。

H Lipo はハイペリオンの 6S 4000mA を使用しています。・・・(安いので)
   PパターンやFパターンを 1フライトすると丁度6分で終わりますが、
   Lipo の残量は 10%〜20% ぐらいです。風が強いと10%と少なくなってしまいます。

   6分のフライトでは少し物足りないのですが、1パターンを何とか出来ますので
   フライト回数でカバーしてと、我慢しようと思っています。

I 今回2台の充電器を備えました。
   前日に保存充電で60%充電しておくと、朝に天気を見てから充電しても間に合うようなので
   1C充電でやっていますが・・・このあと2C充電も試してみます。

J 夏場にはもっとモーター温度が上がるでしょうから、ヒートシンクを付けて、ボックスの風穴も
   加工して見ようと思います。
   出来れば16*10 のペラが使えるように冷却したいと思っています。

K 今は1500mAのニッカド電池を積んでいますが、レギュレータが手に入ったら Life電池に変えようと
   思っています。
   80gほど軽くなるので、総重量が3400−80=3320g
   当初計画を達成しそうです。
   (軽ければ上手く飛ぶと言う訳ではないですが・・・軽さにもこだわっているところです)


ベルトユニット使用の感想です

ベルト減速ユニットは、空中でのベルト音も適度に有り、降下時のブレーキも効きます。
4サイクルエンジン機のような等速感でとても良い感じで飛んでくれますね。
ギヤーダウンユニットよりも静かで、アウトランナーのモーターは2サイクルエンジン機のような飛びなので等速感がないですね。
私の場合は個人の好みですが、電動機はエンジン機より、よりゆっくりフライトが楽しめると思っています。
このベルト減速ユニットは ゆっくりフライトにぴったりの装置と思います。

減速比が自由になりフライヤーの好みに合わせやすいこと等からF3Aのフルサイズ機に最も適しているユニットではないかと思っています。
私からもいくつかの改善提案をさせて頂きましたが、是非このユニットを完成させて多くのマニアに愛用されることを期待しています。

以上、ご指摘頂いたことに付いて実施したいと思います。
この後も宜しくご指導頂けます様お願い致します。
ありがとうございました。
 2010.4.16

M様、ありがとうございました。参考にさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
受注生産ベルトユニット M様のメールその1


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