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50products 13D・R/C G&G エンジン 取り扱い説明書 ボア15mm ストローク12mm 行程容積2.1cc ご注文はこちらから 最初の注意 各エンジンは工場出荷時に圧縮調整ネジの位置を調整してあるため、始動して回り始めるまで動かさないでください。 特徴 低回転高出力設計がなされていますので10×6サイズのプロペラを、8,000rpm回すことが可能です。 そのため、実用回転域を5,000rpm以下に設定可能となり、きわめて静かな飛行が実現できます。 ドラムローターを採用したため、始動しやすく、スローが安定します。(2,000rpm)また、スロットルレスポンスが良くなっています。 ☆☆初めてディーゼルエンジンを使用されるモデラーへの注意事項☆☆ ディーゼル燃料はシリコンチューブを侵すので、ガソリンエンジン用ネオチューブ(lM製の黒い物等)もしくは付属のビニールチューブを使うこと。 グローエンジンとは性質や扱い方法が異なるので、テストベンチ試運転をしてディーゼルに慣れてから、機体へ搭載してください。 燃料は「ディーゼル専用燃料」が必要です。50プロダクト製MD25が最適ですが、一般の模型店で入手困難と思われますので、直接御注文いただくのが一番お手軽です。 「ディーゼル燃料」には揮発性が極めて高いエーテルが使われていますので、燃料補給以外は確実にふたを閉めてください。 テストベンチでの運転(ブレークイン)の行い方 @D10ーP4〜6の木製(安全のため)プロペラを取り付ける。 Aエンジンをベンチに取り付ける前に、キャブレターと排気孔から数滴ずつ燃料を注入して、プロペラをゆっくり数回転させ燃料を内部に行き渡らせてから、余分な燃料を排気孔から排出させておく。この時に強くクランクするとエンジンが始動してしまいますので注意してください。 Bエンジンをベンチに取り付けフュールチューブをつなぎタンクに燃料を入れます。(最初はマフラーをつけないで運転します。 Cニードルを2回転開きスロットルを中スローの位置(半開き)にする。 Dチョークして燃料をキャブに導いたのち、手で強くクランクする。電動スターターを使う場合は必ず後述の注意書きに従ってください。 Eグローとは異なりディーゼルエンジンはいきなり始動しますので注意してください。 F始動したらそのままで20秒ほど待ってエンジンを暖めます。この時、暖まっていない段階でスロットルを全開にしますとエンストします。 Gスロットルを開いても回転が続くならニードルバルブを少し(半回転ほど)絞って回転を安定させます。 Hスロットル全開のまま数分間運転しますが、まだヘッドの圧縮調整ネジは動かしません。 Iエンジン停止後直ちに再始動させる場合は排気孔にプライミングすると良いが、ブレークイン終了後はプライミングしなくても再始動できるようになります。 J始動の要領がわかったらマフラーを取り付けて運転します。このエンジンはマフラーを取り付けた方が安定して回り、また回転数も2〜30rpm 程度向上します。 K圧縮ネジの調整(決して運転前に動かさないこと。)はエンジンが十分に暖まった段階で行う。エンジンが暖まりニードルを絞ってピークを出してから圧縮ネジを少しづつゆるめて最高回転を出します。ニードルが絞り切ってあれば(1回転程)圧縮ネジをゆるめて行くにしたがって回転が上昇しますが、ある点を過ぎると急に回転が低下します。この時ニードルを開いても直りませんので、あくまでもニードルは動かしません。もし、ゆるめる(圧縮を下げる)と回転が下がるようでしたら逆に絞って(圧縮を上げる)みます。 最高回転を出す圧縮位置を見つけたら、その位置より1/4回転ほど圧縮を上げ、必要ならニードルを少し(1/8回転位)戻します。 Lニードルの位置と圧縮が決まったら、その位置を覚えておいて、調整の基点とします。 Mベンチでの合計運転時間が30分程でブレークインは完了します。 ☆☆電動スターターを用いた始動の場合の注意事項☆☆ ディーゼルエンジンは高圧縮のため、グローエンジンよりオーバーチョークによりノックを起こしやすいので、スターターを用いた始動には特に注意が必要になります。スターターを押しあてる前に必ず手でクランクしてノックを起こさないこと(オーバーチョーク状態でないこと)を確認してから始動させてくだい。 グローエンジンに良く見られるようなスターターを押しつけたまま回し、エンジンが爆発し始めたらスターターをはずすというやり方をすると、エンジンが始動しないばかりか、壊れてしまう危険性が高いので、スターターは決して2秒以上連続で押し当てないでください。始動しないのはクランクの速さ以外の点に原因があると考えてください。 ☆☆始動のコツ☆☆ テストベンチで確かめたニードル開度と圧縮ネジの状態のまま始動するように心掛け、いちいち始動のたびごとに圧縮ネジの位置を動かさないようにします。 エンジンが冷えた状態での始動では燃料の流れが悪く、爆発も起こりにくいのでニードルを基準状態Lより開いたり、圧縮を上げた方が、掛かり易いこともあるが、暖気が十分に行われればニードルも圧縮ネジも基準状態に戻さなくてはならないので、初めから動かさない方が良いと思われます。そのためには以下のようにします。 スロットルを半開きにして燃料の吸い込みが良い状態で始動させます。また、エンジンを逆さにしてチョークした燃料を燃焼室へ送りわざと少々過圧縮の状態にすると始動させ易くなります。 しかし、ブレークインが完了していればグローエンジンと同様な簡便さでスターターによる始動が可能です。 ☆☆実際の飛行させる場合の使い方☆☆ テストベンチで決めた圧縮ネジの位置を基準にして飛行させながら、ニードル及び圧縮ネジのベストの位置を探します。 圧縮が高すぎる場合、スロットル全開でエンジンがカン高いノック音を発し、オーバーヒートによる回転低下を起こし、真っ黒い排気油が出ます。 圧縮が低すぎる場合、エンジンの回転がバラバラと不安定となり、スロットル全開でもオーバークールでエンストし易くなります。 しかし、いずれの場合でもスロットルを絞れば回転は安定します。 模型エンジンは小型であるため、気温の影響を受けやすいものですが、ディーゼルエンジンは気温25℃ 以上でオーバーヒートし易い反面、グローエンジンが不調になる5℃以下の低温でも好調に運転できる特徴があります。 本機は圧縮ネジの調整範囲を必要最低限に設定してあるため使う回転域(プロペラサイズ)によってガスケットを取り去る必要があります。 出荷時点では8,000rpm での使用を前堤に低圧縮のセットとなっています。そのため10,000 rpm(8×6 9×4)で使う場合はヘッドをはずしてガスケットを1枚取り去ると良いでしょう。ニードルが絞り過ぎの状態でない限り圧縮ネジにて回転を調整します。ただし、ニードルバルブのノズルが細いためゴミ詰まりには十分注意してください。 高回転、低回転、低気圧のコンディションでは圧縮は上げ気味のセットとなります。 逆に、低回転、高気温、高気圧の場合には圧縮を下げる必要があります。 回転数サンプルデータ 燃料:50プロダクトMD25 気温15℃ マフラー付き
燃料を自作される場合のフォーミュラー(%容積比)
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