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渡邊様よりいただいたメールのご紹介
(2001年12月23日) 搭載機の写真

こんにちは、渡辺です。ご無沙汰しております。
ベルトユニット発売おめでとう御座います。 また、HPでの紹介ありがとう御座います。

ベルトユニットのフライトですが、スピコンのトラブルなどがありましたが現在モーターをハッカーB50-15Sに換え、スピコンを新し くして、順調にフライトを重ねております。(現在のセッティングデーターは下記 )
吉川様に小プーリー15〜22歯をそろえて頂いたおかげで色々テストが出来ます 。
テストで気付いた点などを報告いたします。ちょっとベルトリダクションユニット以外の項目も含まれますが...

バッテリ 17N2400
モーター ハッカーB50-15S Kv 2400
スピコン KONTRONIK Smile 50-6-18


スポーツフライトセッティング
プロペラ APC 12X9
減速比  68:15 = 4.53
電流値  初期 42A 785W
プロペラ回転数 9500

機体重量2750g、翼面過重77.5g/sqrdm

セダクションFSにしては、かっとびセッティングになってます。(^o^;  パワーは充分あり、アドバンスなら50エンジン機と同等の大きさの演技が可能ですが、元々スタント機ではないので、ちょっとじゃ じゃ馬です。舵角などを更に煮詰めているところです。

フリースタイルセッティング
プロペラ APC 13X7
減速比  68:15 = 4.53
電流値  初期 42A 785W
プロペラ回転数 9500

こちらではスピードがかなり抑えられます。12X9と13X7は同等の負荷の様です。
現在のところベルトの耐久性も不安が無くなってきました。(黒いもの)


ベルトリダクション関係で気付いた点を報告します。

●ブラシレスモーターのスタート時の迷い

ベルトのテンションのせいでしょうか、それともベルトの弾力のせいでしょうか、ブラシレスモーターのスタート時の回転方向の迷いが直結またはギアに比べて頻度が多くなるようです。これはKONTRONIKのスピコンを使用した場合という限定的な症状ではないかと思われます。シュルツェのFutureシリーズでは多分起きないであろうと思われますが、Future45Koを壊してしまいましたので定かではありません。

KONTRONIK 3SL40-6-18(既にディスコン)では、元々スタート時ギクシャクしたところがありこれが更に助長されてしまいます。新しいSmile 50-6-18では制御ソフトが改善されてギクシャクすることは無くなりましたが、停止時からのスタートに失敗することはよくあります。(ブーンとうなって回転が始まらない) 手でプロペラ(スピンナー)をちょっと回してやると回転が始まりますので、上空では問題ありません。

●小プーリのフランジ(ハブ)とベルトの擦れ

小プーリにはベルトが脱落しない様にフランジ部分がありますが、モーターとプロペラシャフトの僅かの平行度のずれにより、ベルトが前に寄ろうとするためシュルシュルと擦れる音が僅かに出ます。ベルトには現在の所損傷はありませんが、ユーザーの使い方が荒く、リアプレートのひずみなどでモーターとプロペラシャフトの平行度のずれが大きくなるとベルトが乗り上げてしまうことが起きるかもしれません。RCカー等に使われているプーリはこの部分がテーパーになっており、ベルトに擦れない様になっています。(釈迦に説法かな!)

●共振

AVIOX1409(225g)の時には気になりませんでしたが、ハッカーB50−15S(200g)にして、13インチのプロペラをつけた場合に共振が賢著に現れました。12インチのプロペラの場合には、よく見ると僅かの共振はありますがほぼ無視できるレベルです。APCの13インチは、バランスが良くありませんね。静バランスだけではダメなのかもしれません。


●スピンナー

スピンナーはMKのアルミ肉抜きバックプレートのものを使いました。コレはバランスが良くとれています。スピンナーナットを作らなくても取りつけられます。 ヨシオカ製などスピンナーナットが必要なものでは、このスピンナーナットがクセモノで、スピンナーが良く出来ていても、ナットが芯ブレしていてバランスが崩れることがあります。

●プロペラ固定ビス

3mmのプロペラ固定ビスは800Wでは不安でしたが現在の所トラブルはありません。 ただし、シャフトに切られているネジの深さいっぱいのビスを使っています。具体的には、ちょっと長めのビスを使って、ナットを一枚入れ、プロペラサイズの変更に伴うハブの厚みの違いに対応させています。(写真を参照下さい)
これも、ユーザーの使用状態で、ネジの掛かりの少ない短いビスを使われて、力任せに締められると、シャフトのネジをなめてしまう恐れがありますね。 プロペラとスピンナーの間には、緩み止めワッシャー(サンドペーパーを2枚張り合わせワッシャー状にしたもの)を入れています。

●大プーリ固定ビス緩み

頂いた試作品に付属のシャフトに大プーリを固定するチタンビス(2本止め)が、3フライト目で緩んでいました。現在はスチールのキャップボルト4本止めにしました。

●ユニットの機体への取りつけ

現在は写真のようになっています。
機体側には、機体キットに付属の埋め込みナットを使い、ガラエポ板(黒いですがカーボンではありません)を補強にいれ、5mmのアルミパイプの支柱にステンレスの3mm寸切りボルトを通して、前側のプレートを支えています。 ちょっとねじれ剛性があまりありませんが、通常のフライトではもっています。 落ちたらひん曲がる..落ちたら何しても同じ

以上、近況報告です。
よろしくお願いします。

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渡辺 保仁 yasuhito_watanabe@nifty.ne.jp

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