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Q.9
グロー燃料についてお尋ねします。
 現在、潤滑油に使われている物には、ひまし油系と合成油系がありますが、どんなときに使い分けるのですか?
 また、ガソリンエンジンの合成油は、アルコールと混ざらないと言われていますが、グロー燃料の合成油は一般的に、どんな化学物質が使われているのですか? M・U様より

A.
 ひまし油は、油性が高くわずかな量で油膜を形成できる反面、酸化しやすく高温では燃えてしまうという欠点があります。
 合成油には色々な種類があり、その成分はポリ-α-オレフィン、エステル、ポリブデン、アルキルベンゼン等を様々な化学処理しますので、オイルメーカーでないと詳細はわかりません。
 『クロッツ』など、ガソリンにもアルコールにも溶ける合成油もあります。今日では、耐熱性に優れた合性油が有るので、ひまし油を使う必要性は小さくなっています。
 しかし、古い設計である鉄ピストンエンジンのような、エンジンの材質そのものに不備がある場合には、ひまし油特有の粘性と油性が、寄与する事も有りますし、合性油の性能を補完する意味で、燃料中に少量加えることも有効です。 


 




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