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Q.3
プラグのエンヤ3番、OSの8番はどうして良いの?
その他の番手は、どうゆう時に使うと良いの?  栃木県 A・K様より


A.
 エンヤ3番、OS8番はともにホットポイントという分類です。「ホット」プラグというのは、プラグの白金線が熱いという意味ではなく、エンジンを熱くさせる性質があるという意味です。 エンヤ3番は、特に着火性能が良いプラグで、過濃混合気で且つ十分に圧縮されないような悪条件でも火がつくので、スロー回転が安定したり、シリンダーに圧縮不全があるエンジンでも運転することができます。その反面、十分に圧縮された混合気がある燃焼室内では、早期点火を起こして出力低下をまねくこともあります。
 「ホット」プラグは、低ニトロ、低圧縮、低回転といった条件で使い、「コールド」プラグは、極限のパワーと高い圧縮比で使い、「ミディアム」プラグは、その中間で使うのが基本です。
 特に注意する点は、オーバーヒートが必ずしも早期点火を意味しないことです。
例えば、ヘリコプターでオーバーヒートを起こして出力が低下する場合は、シリンダーが熱膨張して圧縮そのものが抜けてしまっているので、点火時期が遅れた状態です。この場合は、逆に圧縮を上げて点火時期を早める必要があるのですが、エンジンにかかる負荷を軽くしたり、エンジン全体に十分な風を送ってきちんと冷却することが筋でしょう。




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