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Ｑ．1 クラブ内で、スカイカンガルーを使ったパイロンレースをすることになったのですが、ＯＳ ＦＰ１０エンジンをどう使えば良いでしょうか？ 長野県 Ｓ・Ｋ様より Ａ． いろいろな方法があります。 ①初級編 燃料タンクは最小限の大きさにして少し高めにセットする。燃料は２０％ニトロ以下の物を用いてニードルをしっかり絞って回転のピークを出す。決して甘くセットしないこと。 注意点 良い燃料、つまりニードルをきっちりと絞れる燃料を選ぶこと。プロペラは京商の７×４が良い。 ②中級編 ３０％ニトロ燃料を使って回転を１７，０００ｒｐｍまで上げる。７×４のプロペラで回転が上がらない場合は、先端を少し（４～６mm）切り落としても良い。必要ならグロープラグをコールドタイプに取り換える。 注意点 新品のエンジンを使ってはいけない。 ③上級編 ３０％ニトロ燃料、ホットタイププラグ（Ｋ＆Ｂ１Ｌ、グロービー１Ｌ、マッコイＮｏ５９など。ＥＮＹＡ Ｎｏ３は不可）を用いたままエンジン部品を交換して、一番回転が上がる組み合わせを探す。部品の組み合わせの基本は以下の通り。 クランクケースはまるっきりの新品・クランクシャフトは十分に回し込まれたもの。 シリンダースリーブは少し使ったもの。ピストンはキズ変形が認められない限り十分に使われたもの。コンロッドは新品を用いるが、メタル部分は少し大きめにリーマで仕上げる。 その寸法は、小端部はピストンピン径プラス2/100mm。大端部はクランクピン径プラス4/100～5/100mm。当然ながら、マイクロメーターとリーマが必要。 注意点 シリンダーとピストンのクリアランスと、真円度が最重要。真円度が十分として上死点付近で、０クリアランスが望ましい。使用済みピストンをきつく合わせるために内径の小さいスリーブが必要になる。 |
