(19)日本国特許庁(JP)
(12)公 開 特 許 公 報(A)
(51)Int.Cl.
F02B 31/00
29/00 |
識別番号 |
F1
F02B 31/00
29/00 |
Z
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審査請求 未請求 請求項の数 2
出願形態 FD
全頁数 4
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(21)出願番号 特願平10−324541
(22)出願日 平成10年10月29日
(65)公開番号 特開2000−130173
(P2000−130173A)
(43)公開日 平成12年5月9日
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(71)出願人 識別番号 594176394
古崎 仁一
長野県小諸市大字大久保2322番地78
(72)発明者 古崎 仁一
長野県小諸市大字大久保2322番地78
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(54)【発明の名称】 気筒吸気式4サイクルエンジン
(57)【要約】
【目的】吸気弁のポンピングロスがなく、しかも燃料に対する加圧手段等を必要とせずに十分な量の混合気が供給できる高出力でスムースかつ、高応答性を備えた4サイクルエンジンを実現する。
【構成】気筒上部のシリンダーヘッドにある吸気弁をなくし、気筒内周面のピストン下死点付近に設けられる吸気孔から新しい混合気を供給する。そして、爆発行程の後、ピストンが下死点から上死点に移動する際に新しい混合気を吸入しつつ排気を行い、上死点に達する付近で排気ガスと共に排気管に流出する混合気の一部を排気管の混合気溜に一時的に留まらせ、次にピストンが下死点に向かって移動する際に混合気溜内の混合気を気筒内に引き込み、再びピストンが上死点に移動する際に給気弁から新しい混合気を吸入して、その混合気と混合気溜から引き込んだ混合気とを攪拌混合しながら圧縮する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】エンジンの気筒内周面のピストン下死点付近に設けられる給気孔と、該給気孔からクランク室に連通する混合気通路と、クランク室に臨みクランク室内に混合気を供給する給気弁と、気筒上部に設けられた排気孔と、該排気孔を開閉する排気弁と、排気孔に接続され気筒内の排気ガスを排出する排気管とを備えた4サイクルエンジンにおいて、排気管は排気孔付近にチャンバー形状の混合気溜を備え、ピストン上下運動に伴い排気と同時に気筒内に供給される混合気の一部を混合気溜に溜め、続いて行われる混合気吸入時に再度気筒内に引き戻すことを特徴とする気筒給気式4サイクルエンジン。
【請求項2】請求項1記載の気筒給気式4サイクルエンジンにおいて、給気孔の開口周縁部は気筒内へ供給する混合気に排気孔に向けて旋回上昇を与える所定角度を備え、排気管は排気孔に対して前記所定角度で接続されることを特徴とする気筒給気式4サイクルエンジン。
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